地域の伝統文化を引き継ぐ新ブランド焼酎「丹後蔵」
2025年2月7日、京都府京丹後市で新たなブランド焼酎「丹後蔵」が市場に登場します。これは、株式会社パソナグループが地域の特産を活かした酒造りを進め、地域活性化を図るために始動した『丹後・酒蔵再生プロジェクト』の一環です。プロジェクトは、地元のさつま芋を活用し、丹後の酒造文化を未来に繋げる試みとして注目されています。
丹後蔵の誕生秘話
株式会社丹後蔵は、かつて製造が一時停止されるなどの困難に直面していましたが、地域に根付いた酒造りの技術やその文化が失われることを危惧したパソナグループが手を差し伸べました。同社の株式を取得し、子会社化することで、地域資源を最大限に活用した新たなブランドの立ち上げを決定したのです。
丹後蔵では、地域特産の「京かんしょ」と呼ばれるさつま芋を使用し、さらに金刀比羅神社の湧き水を取り入れた独自の焼酎造りを行っています。この焼酎は、ほのかな杏の香りと胡桃に似た風味が特徴で、飲み口は柔らかく、ほろ苦さも楽しめます。ハイボールやカクテルとも相性抜群です。
目指す未来
このプロジェクトの背後には、日本酒や焼酎などの伝統的な酒造りがユネスコの無形文化遺産として高く評価される中、後継者不足やお酒離れという課題が存在しています。パソナグループは、丹後蔵の伝統を守りつつ、地域を活性化するために、今後の販路拡大にも力を入れていく意向です。
商品詳細
新たに発表される「丹後蔵」は、700mlのサイズでアルコール度数は37度。販売価格は17,600円(税込)で、チーズやチョコレートとのマリアージュを楽しむこともできるとのこと。販売場所は道の駅丹後王国の「食のみやこ」お土産処、ECサイト「丹後王国こだわり市場」などがあり、主に京都府内の小売店でも取り扱われる予定です。
地域とのつながり
パソナグループは、丹後王国ブルワリーとも連携しており、地域商社としての役割を果たしています。自家製のクラフトビールや古酒文化に関する商品も手掛け、地域との密接な関係を築きながら、酒蔵の支援を行っています。また、プロジェクトの成功には地元の理解と協力が不可欠です。人々が丹後蔵を愛し、支えていくことで、地方文化の継承が可能になります。
お問い合わせ先
丹後蔵に興味がある方は、直接問い合わせをすることもできます。
- - 電話: 0772-62-0151
- - ウェブサイト: 株式会社丹後蔵
新しい文化と伝統が息づく丹後。これからの「丹後蔵」に期待が高まります。