種子島に誕生!3Dプリンター住宅と新しい学びの拠点
鹿児島県の南種子町に、革新的な3Dプリンター住宅が登場します。セレンディクス株式会社と株式会社JOINX(ジョインクロス)がタッグを組み、地域創生事業の一環として、このプロジェクトを推進しています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、「宇宙に一番近い島からデジタル人材」を育てる「種子島宇宙学校プロジェクト」の一部です。南種子町は、宇宙科学に関連する事業が多く、デジタル人材の育成が急務となっています。このプロジェクトでは、3Dプリンター住宅を「宇宙ヶ丘公園」内に建設し、学びの場として活用されます。
3Dプリンター住宅の特徴
セレンディクスが手がける「serendix50」は、昨年石川県珠洲市で完成したモデルに基づいています。南種子町に建設される2棟の住宅は、これが2棟目となります。また、特別モデルの平屋も併せて構想されています。
宿泊・研修施設としての利用
今回の住宅は、子供たちに宇宙科学やデジタル技術を学ぶ機会を提供するための宿泊施設として整備されます。島内外からの子供たちや地域住民が集まり、交流や研究実験を行う場となるでしょう。ここでは、宇宙に関する専門教育や企業向けの研修型ワーケーションなども行われ、様々な学びの形式を提供します。
今後の展開
セレンディクスは、このプロジェクトを通じて全国的に3Dプリンター住宅の建設を進めていく計画です。2025年には販売にフォーカスし、これまでのノウハウを基にした新しい施工例を増やし、さらなる普及を目指します。
セレンディクスの挑戦
セレンディクスは、これまで300件以上のお客様からの購入意向を受けており、2023年にはserendix50の先行予約を受け付けて完売に至りました。新しいモデルの開発も進めており、より多くのお客様に3Dプリンターによる住宅の可能性を体感していただくことを目指しています。
JOINXの役割
株式会社JOINXは、コワーキングスペースや地域実践アカデミーの運営を行う企業です。未来のデジタル人材を育てるため、このプロジェクトを通じて地域の振興にも寄与することでしょう。
結論
種子島の南種子町におけるこの取り組みは、地域の振興だけでなく、未来を担う人材を育てる大きな一歩となるでしょう。3Dプリンター住宅がもたらす新しい暮らしのスタイルとともに、未来の可能性を広げることが期待されています。