新しい風景を生み出す備前焼「BIZENYAKI NEO KESHIKI」
岡山大学、JR西日本岡山支社、そして備前焼作家がタッグを組み、斬新なプロジェクトが誕生しました。その名も、備前焼の新ブランド「BIZENYAKI NEO KESHIKI」。このブランドは、自然、美、そして実用性を兼ね備えた備前焼を提案します。2026年8月11日からの販売開始が予定されています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、JR沿線で伐採された木材を使用した「循環型」の取り組みです。学生たちがコンセプトからブランディング、安全で美しい作品づくりまで手がけており、この新しい試みは地域資源の有効活用を目的としています。具体的には、JR西日本岡山支社管内の鉄道路線沿線で伐採された木材を窯の薪として使用し、木灰を自然釉に変化させることで、独特の模様が備前焼の表面に現れます。これにより、備前焼に新しい「風景」を生み出すのです。
学生主導のブランディング
学生たちはブランドのビジョンやロゴデザインにも携わっており、岡山大学の教員が協力して新しいパッケージデザインも開発しました。この取り組みにより、従来の備前焼の販売価格が約4割引きで提供できるようになり、それが約10,000~12,000円という手頃な価格設定を実現しています。今までの18,000~20,000円と比べれば、より多くの人に手に取ってもらいやすくなるでしょう。
三つの景色をつなぐ
このプロジェクトが目指すのは、
1. JR沿線の風景、
2. 備前焼そのものの風景、
3. 備前焼を使用した日常生活の風景
という三つの景色を結びつけることです。これにより、地域の伝統工芸や大学教育といった要素を融合させ、岡山から新しい価値を発信します。この新しい循環型ブランドの提案を通して、地域に残された既存の資源が新たな文化的価値として再生されることに期待が寄せられています。
清田教授のメッセージ
プロジェクトの推進者である清田哲男教授は、「JR沿線の木が備前焼の景色になることによって、毎日の生活が豊かになります。この取り組みは、単なる備前焼の話ではなく、私たちが築く新しい循環型ブランドの提案です」と語っています。地域の木材を使用し、学生のアイデアや地域の協力を融合させることで、誰もがその恩恵を受けられるようになります。
終わりに
「BIZENYAKI NEO KESHIKI」は、アートと日常生活が融合する新たな挑戦です。これからの展開が非常に楽しみで、岡山大学の学生たちの努力やJR西日本の協力による、この新しいブランドがどのように地域に根付くのか、ぜひ注目していきたいところです。生活の中に備前焼を取り入れ、地域の美を感じることができる日が、そこまで来ています。