兵庫の微コアが行う新たな研究
兵庫県神戸市を拠点とするmicomia株式会社が、甲南大学と連携し、ノーコード・ローコードによるソフトウェア開発に関する共同研究を始めました。2025年6月より契約が締結され、研究は2025年10月に本格的にスタートします。この取り組みは、現代のソフトウェア開発において注目されているノーコード・ローコードの効果を検証し、工学的な標準を確立することを目的としています。
研究の目的
この共同研究の主な目的は、ノーコード・ローコード開発のプロセス全体を工学的に確立することです。研究期間は2025年6月から2026年3月までの約10ヶ月間。具体的な研究課題としては、以下の3つが挙げられます。
- - ノーコード・ローコード開発の有効性や適用限界の検証
- - 工学的開発プロセスモデルの確立
- - 表現力向上に関する理論的検討
研究では、「Bubble」や「FlutterFlow」といったツールの利用が予定されており、実践的なアプローチが期待されています。
研究の背景
近年、ノーコード・ローコードは推進中のデジタルトランスフォーメーション(DX)や人手不足解消の切り札として注目されていますが、現場での実用においては種々の課題が存在します。特に、フルスクラッチ開発との使い分けや品質保証の手法が確立されていないため、導入効果を十分に得ていないケースも少なくないのです。これは、多くの企業にとっての大きな悩みとなっています。
このため、micomiaは甲南大学と協力し、実証的な研究を通じて、ノーコード・ローコードの特性を活かす開発標準を構築することを目指しています。これにより、業界全体の発展にも寄与することが期待されています。
研究体制
研究チームは、micomia株式会社の代表取締役である畑井駿佑氏が研究総括に従事し、産業界のニーズを把握する役割を担います。また、取締役の山際祥平氏が実装検証や技術評価を行い、エンジニアの迫田一希氏が開発整理や実装検証を担当します。
甲南大学からは、知能情報学部の教授である新田直也氏が研究代表を務め、評価手法の設計や学術的考察を行います。
代表者のコメント
micomia株式会社の畑井代表取締役は、「ノーコード・ローコードによる開発は今注目を集めていますが、フルスクラッチ開発の代替とは言えない現状があります。本研究によって、より効果的にノーコード・ローコードを活用するための開発標準を構築し、運用指針を明確にすることで、業界全体への貢献を目指してまいります」と述べています。
企業情報
所在地:兵庫県神戸市中央区磯辺通1丁目1番18号カサベラ国際プラザビル707号室
代表者:畑井 駿佑
事業内容:システム/アプリ開発、AIモデル開発、WEB制作ほか
公式サイト
所在地:兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
代表者:長坂 悦敬
事業内容:甲南大学、甲南高等学校・中学校等の運営
公式サイト
お問い合わせ
本件に関する詳細は、micomia株式会社の広報担当までお気軽にお問合せください。公式HPは
こちら。