冷え性に悩む方必見！手足の冷え対策と実情を探る

冷え性は、寒いと感じる季節に限らず、多くの人が日常的に抱えている悩みです。特に手足が冷たいと、生活全体に支障をきたすこともあります。兵庫県に本社を置くワシオ株式会社が行った調査によると、寒がりと自覚する20代後半から40代の5,000人を対象に、冷え性の実態を把握しました。

調査結果から見えた冷え性の実態

調査の結果、冷え性を自覚している人は92.1%にのぼり、特に手足の冷えが94.5%の人にみられることが分かりました。中でも「足先が冷たい」と回答したのは65.7%、「手先が冷たい」は25.4%でした。一般的に、体温が正常でも手足の先だけが冷たく感じるこれは末端冷え性です。

多様な症状があり、最も多かったのは「手足が冷たい」で88.4%が該当。その他には「肩や首のこり（39.7%）」「肌の乾燥（31.6%）」なども見られました。これらの症状は血行不良が根本の原因とされています。寒さが血行を悪化させ、体に必要な養分が末端まで行き届かないために、段々と身体に不調が現れてしまいます。

寒い季節の過ごし方

調査では、寒い季節の過ごし方についても尋ねました。多くの人が湯船に浸かり、厚着や靴下を2重に履くなど、様々な対策を講じていることが分かりました。また、こたつや暖房効果を利用して身を温めることが一般的。逆に「家に閉じこもっている人」が多いのも特徴的でした。

冷え性に対する理解の深まり

冷え性を引き起こす原因としては、血行不良（74.7%）が認識される一方、運動不足や自律神経の乱れ、ストレスなども関係していることがわかりました。また、女性は筋肉量が少ないため、冷えやすい傾向にあります。そのため、冷え性は「病気」ではなく「体質」として理解されるべき問題であることが、約53.9%に認識されています。