西宮市がモビマルと連携、災害時の支援体制を強化
兵庫県西宮市が、株式会社シンクロ・フードが運営する移動販売のプラットフォーム「モビマル」との協定を2026年7月30日に締結しました。この協定は、地震などの大災害時に、温かい食事を迅速に提供することを目的としています。
協定の目的と背景
この「災害時等におけるキッチンカーによる炊き出し等に関する協定」は、主に災害時の緊急支援に焦点を当てています。災害によるライフラインの停止時には、いかに迅速かつ衛生的に食事を提供できるかが重要です。特に、避難生活を強いられる被災者にとって温かい食事は、心身の健康を維持する上で欠かせない要素となるのです。
西宮市は、阪神・淡路大震災を経験しており、今回の協定締結により、過去の教訓を生かした支援体制の整備が進むことが期待されます。災害時には、外部事業者間で指揮系統が分散しやすいが、「モビマル」のプラットフォームを活用することで、一元管理による統率の取れた支援が可能になります。
主な取り組み内容
本協定に基づく具体的な取り組みは以下の通りです:
1.
避難所での炊き出し: 西宮市が開設した避難所などで、モビマルに登録しているキッチンカー事業者による温かい食事の提供を行います。
2.
食材や物資の提供: モビマルが調達可能な食材や物資を西宮市に提供します。
3.
市提供の食材を使った調理: 西宮市が提供する米などの食材を使って、キッチンカーが調理を行います。
西宮市とモビマルの連携の経緯
実は、西宮市は「本庁舎周辺ウォーカブル推進事業」において、モビマルが2025年12月から本庁舎前広場でのキッチンカー出店を支援してきました。これをきっかけに,災害時におけるキッチンカーの機動力を活かした支援体制の構築を目指す流れが生まれました。
西宮市長の石井登志郎氏は、「避難生活において、備蓄品では得られない『温かい食事』の提供は非常に重要です。モビマルの支援によって、被災者の心身の健康を守ることができることに感謝しております。」とコメントしています。
モビマルの役割
「モビマル」は、日本最大級の移動販売プラットフォームとして、599台を超える登録車両数を持ち、1万件以上の事業者が参加しています。この多様なネットワークを活用することで、災害時には迅速かつ効率的な支援が実現できるのです。
過去の災害時にも、モビマルはその機動性を生かし、食品供給のインフラとしての役割を果たしてきました。その一例として、2024年の能登半島地震時には、被災者支援に向けたキッチンカーの派遣を行いました。
まとめ
この協定により、西宮市とモビマルは、災害時に地域住民に温かい食事を届けるための新たなステップを踏み出しました。災害が発生した際、これまで以上に迅速で効率的な支援が期待されます。市民の皆さんにとって、安全で安心な支援体制が強化されることは大変重要です。今後もモビマルは、災害時の食料供給インフラとして、その可能性を広げていくことでしょう。