廃棄制服が生まれ変わる！東京メトロとのコラボ商品販売開始

チクマと東京メトロが生み出す新しいファッション

東京の心臓ともいえる交通インフラを支える東京メトロ。彼らの制服をリメイクした特別なファッションアイテムが登場します。株式会社チクマが、東京メトロが進める「アップサイクルプロジェクト」に参画し、廃棄予定の技術職用作業服を用いた『ワークキャップ』を開発しました。この取り組みは、環境への配慮と新しいファッションの可能性を追求するものです。

アップサイクル商品とは？

アップサイクルとは、廃棄物を新たな価値のある商品に再生する取り組みです。特に、昨今のSDGs（持続可能な開発目標）への関心から、多くの企業が環境保護を考慮した商品開発に注目しています。チクマは今回、技術職用作業服を用いたワークキャップを数量限定で販売します。販売はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で2025年1月31日から開始される予定です。

限られた数量の特別な商品

販売は250個限定で、デザインごとに125個ずつ。購入には「All-or-Nothing方式」が採用されており、目標数量100個を達成する必要があります。これにより、必要な数が集まった場合のみ製品が生産され、参加者全員が意義のあるプロジェクトに参加したことを実感できる仕組みになっています。

デザイナーのこだわり

ワークキャップはただの帽子ではありません。技術職用作業服だけでなく、廃棄予定の運輸職用制服の中央に使用されているメタルボタン、さらには使用されているネームタグまで再利用されているのです。このように、細部にわたるこだわりが詰まったアイテムはまさに「レア」な商品と言えるでしょう。鉄道ファンやファッションに敏感な方々にとって、心惹かれるポイントが満載です。

環境への取り組みとしての意義

チクマは創業120年以上の歴史を持つ企業。環境への配慮やリサイクルの取り組みを長年続けています。「制服をただ廃棄するのではなく、他の形で価値あるものにできるのではないか」という発想から始まった今回のプロジェクトは、東京メトロの制服管理やリサイクルへの取り組みとも連携しています。社会福祉法人東京コロニーの協力を得て、障がい者が取り組む製作工程も含まれているのが特徴です。