岡山大学の夏山さんがユネスコ研修派遣に選出される

岡山大学の大学院社会文化科学研究科に在籍する夏山詩音さんが、2025年12月18日に文部科学省のユネスコ研修プログラムの第4期派遣生に選ばれ、那須保友学長に表敬訪問しました。このプログラムは日本の若者に、ユネスコの活動への理解を深めることを目的とした長期研修の機会を提供するものです。

那須学長は、学生時代に国連機関での経験を得ることができるのは貴重なチャンスであると述べ、夏山さんに対してパリの文化や芸術に親しむことも忘れずに学びを深めてほしいと激励しました。夏山さんは、派遣先のユネスコ教育局で「持続可能な開発のための教育（ESD）」を担当することとなり、1年間の滞在を通じて得る知見を学内の他の学生たちに還元する意欲を示しています。

本プログラムは、文部科学省が主導し、初めて令和6年度にスタートしました。夏山さんは第4期生として、2026年1月からユネスコ本部で研修を行います。岡山大学は、持続可能な開発や地域活性化を推進するため、種々のステークホルダーとも連携しながら、本学のユネスコチェアや地域のニーズに応える活動を強化しています。

岡山大学は、学生の成長だけでなく地域の活性化にも寄与できることで、より良い未来に向けた取り組みを進めています。夏山さんの貴重な経験が、大学全体の国際味覚を高め、地域のためにも大いに還元されることが期待されます。このような活動を通じて、岡山大学は日本の教育界や地域社会への影響力をさらに深めていくでしょう。

地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学は学生だけでなく地域のニーズも重視し、持続可能な未来に寄与する影響力を増していく姿勢を強調しています。今後の夏山さんの研修に、また岡山大学のさらなる発展に注目です。