名古屋市の先進技術
2025-09-03 13:27:24

名古屋市が先進技術を駆使した実証プロジェクト8件を発表

名古屋市の先進技術社会実証支援事業



名古屋市では、先進技術を活用して行政や社会の課題を解決する「Hatch Technology NAGOYA」の一環として、2025年度に取り組む8つの実証プロジェクトが発表されました。これらのプロジェクトは、2026年2月までの実証期間を経て、成果報告と本格導入の可否を検討される予定です。

「Hatch Technology NAGOYA」の概要



この取り組みは、名古屋市が先進技術の研究開発と社会実装を促進するもので、2019年に始まり現在で7年目を迎えています。事務局として特定非営利活動法人コミュニティリンクが運営をサポートしており、このプログラムには市直属の各部署から集まった課題が反映されています。

今年度は、名古屋市役所内から寄せられた16の課題テーマに対して、計88件の技術提案がありました。その中から選ばれた8つのプロジェクトは、行政課題と社会課題それぞれ4件ずつの構成です。

実施されるプロジェクト一覧



行政課題


1. 国民健康保険料未納ゼロへの取り組み
収納率を向上させるために、データ分析を基にした効率的なコミュニケーション戦略を検証します。
- 所管課: 健康福祉局 保険年金課
- 実証事業者: 株式会社TACT

2. 接遇のばらつき可視化による窓口改革
接遇の改善を目的に、窓口業務の応対品質を評価するツールを導入します。
- 所管課: 千種区 保健福祉センター 保健管理課
- 実証事業者: 株式会社スタジアム

3. AIを用いた学校給食の価格予測
物価高騰を受けて、学校給食の価格管理を効率化するためのモデルを検証します。
- 所管課: 教育委員会事務局 学校保健課
- 実証事業者: 株式会社システムサーバー

4. 上下水道管の設計業務効率化
過去の設計データをAIで学習し設計業務の負担を軽減する手法を探ります。
- 所管課: 上下水道局 配水設計課・下水設計課
- 実証事業者: 株式会社KK Generation

社会課題


1. 持続可能な芝生ソリューション
ヒサヤオオドオリパークの芝生を維持するために、健康状態の把握手法を検証します。
- 所管課: 住宅都市局 都心まちづくり課
- 実証事業者: イクスアール株式会社

2. メタバースを活用した防災啓発
子どもたちの防災意識を高めるため、ロールプレイ型のプログラムを通じた効果を検証します。
- 所管課: 防災危機管理局 防災企画課
- 実証事業者: 株式会社ビーライズ

3. 駅務運営の効率化
AI案内ロボットの導入で、顧客満足度の向上と業務負荷の軽減を図ります。
- 所管課: 交通局 駅務課
- 実証事業者: アクセンチュア・アドバンスト・テクノロジーセンター名古屋

4. 子どもたちの悩み早期発見を目指すAIチャット
学校におけるAIチャット相談を通じて、子どもたちのSOSを早期に発見できるかを検証します。
- 所管課: 教育委員会事務局 子ども応援課
- 実証事業者: 株式会社ZIAI

キックオフミーティングのご案内



特に「AIで価格予測」に关するプロジェクトは、9月12日にキックオフミーティングを開催します。このミーティングでは実証事業者や所管課への取材も可能ですので、興味のある方はぜひお越しください。取材申し込みは9月11日正午まで受け付けています。

まとめ



名古屋市の「Hatch Technology NAGOYA」プログラムは、先進技術による革新的な課題解決を推進しています。これからの取り組みにも期待が寄せられています。詳細な情報は公式ウェブサイトをぜひご確認ください。


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