バリアフリーな観光
2025-10-15 10:57:23

エンジェルロードで実現するバリアフリーな観光 地域の新たな挑戦

すべての人に優しいエンジェルロードへ



香川県小豆島に位置する『エンジェルロード』が、すべての訪問者に優しい観光地に生まれ変わろうとする試みが進んでいます。人気の観光スポットであるエンジェルロードでは、障がいを持つ方もそうでない方も共に楽しめるよう、ユニバーサルビーチづくりの活動が行われています。この取り組みは NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトによるもので、観光地のバリアフリー化とユニバーサルツーリズムの推進を目指しています。

ユニバーサルツーリズムの重要性



近年、誰もが快適に楽しめる旅行の形として「ユニバーサルツーリズム」が注目を集めています。これは、障がいの有無に関わらず、人々が同じように旅行を楽しむことを可能にする取り組みです。また、自然環境や地域文化の保護、地域社会との共生も重要視されています。エンジェルロードで行われたイベントは、その一環として実施されました。

エンジェルロードのイベント内容



本イベントは、9月15日に開催されました。この日は水陸両用の車椅子やビーチマットを使用し、特に車いすユーザーやそのご家族を対象に企画されました。参加者は絵馬に願いをしたため、その後エンジェルロードを渡るという特別な体験をしました。潮の満ち引きによって砂浜が現れるエンジェルロードは、ロマンティックな雰囲気を持っており、「願い事を抱えて渡ると実現する」と言われています。この光景は、多くの参加者にとって心温まるものでした。

グリーン・デスティネーションズアワードの意義



エンジェルロードが位置する小豆島は、オランダの非営利団体であるグリーン・デスティネーションズからシルバーアワードを受賞した実績があります。この国際的な表彰制度は、持続可能な観光を推進する観光地に対して与えられるもので、小豆島の取り組みは環境や地域に配慮した観光地づくりに貢献しています。つまり、自然と地域文化に配慮しながら、多様なニーズに応える観光地への変革が進められているのです。

今後の展望



須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、今後も小豆島を中心に、全国の地域でユニバーサルビーチの取り組みを広げていく計画です。2030年までには、全国各地において誰もが楽しめる観光地を増やし、多様な旅行者にとってのモデルケースとなることを目指しています。この活動は、地域の持続性を高めるだけでなく、観光地のバリアフリー化を進める重要性を示しています。

まとめ



エンジェルロードの取り組みを通じて、私たちは「みんなのできないをできた!」に変えることの重要性を再認識しました。これからも多くの人たちが利用できる観光環境の実現に向けて、地域とともにさらなる活動を展開していくことでしょう。『エンジェルロード』でのこの素晴らしいイニシアチブが、他の地域にも広がり、すべての人に優しい観光の実現につながることを期待しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。