丹波篠山の名産を生かした新スイーツ「つばめと風」の魅力
兵庫県の丹波篠山市に拠点を置くキクヤ株式会社は、2025年3月に自身の菓子ブランド「つばめと風」を立ち上げ、新たに創作されたタルト菓子の販売を始めました。このブランドは、地域特産品である丹波黒大豆や丹波栗を活用した美味しいスイーツを生み出すことを目指しています。彼らが開発した2種類のタルト、すなわち「丹波篠山黒大豆とチーズのタルト」と「丹波篠山黒大豆と丹波栗のタルト」は、幅広い世代に愛される商品です。
開発の背景
丹波篠山市は、大粒の黒豆で知られる「丹波黒」の発祥地とされています。この黒豆の栽培は300年以上の歴史を持ち、市の名産品としても評価されています。しかし、近年の気候変動、農家の高齢化、そして後継者不足などの影響で収穫量は減少しています。キクヤは、これらの問題に取り組む一環として、黒豆を使った新しい商品開発に着手しました。
新型コロナウイルスの影響で、葬祭業が厳しい状況に置かれる中、新たなビジネス展開を模索していたキクヤの社長、遠山雅治氏は、地域の名産品に着目し、観光産業への貢献を考えるようになりました。実際に黒豆の収穫状況が厳しいことを知り、地域資源の価値を維持することの重要性を実感しました。
技術と工夫
黒豆や栗を生かした洋菓子の開発は容易ではありませんでした。製造や賞味期限の条件をクリアするために、複数回の打ち合わせを経て、キクヤはようやく理想の製品化を実現しました。特に、丹波黒の風味を使いすぎず、美味しさを追求するという点において、製品開発は非常に厳しいものでした。
商品への思い
「つばめと風」というブランド名は、丹波篠山ののどかな風景を思わせると同時に、そこに住む人々や観光客にとっての癒しを届ける意義が込められています。タルトのデザインにおいても、可愛らしいイラストを活用し、幅広い層にアピールできるよう工夫されています。
商品概要
キクヤが手掛けるタルトは、各種ともに丹波篠山市産の原材料を使用しています。例えば、黒大豆とチーズのタルトは、サクサクのタルト生地に、チーズクリームと黒豆パウダーで2層のチョコクリームを絶妙に組み合わせています。丹波栗のタルトでは、栗の甘みが引き立つ一品に仕上がっています。
商品一覧
1.
丹波篠山黒大豆とチーズのタルト
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4個入: 税込1,000円
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8個入: 税込1,944円
2.
丹波篠山黒大豆と丹波栗のタルト
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4個入: 税込1,000円
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8個入: 税込1,944円
共にこだわりのある素材を使用し、見た目にも美しいタルトが楽しめます。
販売情報
「つばめと風」のジェイウェブショップやキクヤのECサイトでも購入可能で、他にも兵庫県内の土産物店や宿泊施設でも販売中です。地域の特産品を生かしたスイーツを通じて、丹波篠山の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。若者からお年寄りまで、乳を核にした新しいお菓子の魅力を感じてもらいたいです。今後も新たな挑戦を続けるキクヤに注目していきたいと思います。