サステナブルな取り組みが評価された事例
淡路市に本社を構える株式会社Awaji Nature Farmが、食や農業の分野で注目されるサステナブルな取り組みを実施しています。このたび、同社が株式会社折兼と協力して推進している、サトウキビの搾りかすを活用した環境配慮型の容器を用いたフードサイクリングが、農林水産省主催の『サステナアワード2025』で優秀賞を獲得しました。
フードサイクリングとは
フードサイクリングという概念は、食品資源を無駄なく活用し、環境への影響を最小限に抑える仕組みです。この取り組みでは、食材の使用後に出る廃棄物を再利用するサイクルを確立し、持続可能な社会の実現を目指しています。
特に近年、食の現場では、廃棄を前提としない持続可能な仕組みの重要性が高まっています。商品としての価値を持たない部分を再利用することで、環境負荷を軽減し、資源を循環させる取り組みが求められています。
受賞の背景
このプロジェクトの核は、たけのこやサトウキビの搾りかすであるバガスを原料とした容器です。Awaji Nature Farmが兵庫県淡路島で展開する飲食施設において、このバガス容器を使用しており、使用後は回収して堆肥化。その後、淡路島の農地で再利用されるというサイクルが成立しています。この一連の過程は、「食べる→使う→育てる」という流れとして確立され、地域全体の資源を有効活用するモデルとして高く評価されました。
株式会社折兼は、食品包装に関する豊富な経験と知識をもとに、環境に配慮した製品の普及を進めており、両社の連携によって新たな試みが実現しています。これにより、プラスチックを使用した容器からの代替が期待できるため、環境保護の観点からも非常に意味のあるプロジェクトといえるでしょう。
次のステップ
受賞は、今後のさらなる取り組みへの弾みとなります。Awaji Nature Farmは、地域資源を最大限に活用しながら、持続可能な農業と食の未来に貢献するため、今後もパートナー企業や行政と連携していく計画です。環境意識の高まる中で、こうした革新的な取り組みは他地域でも注目され、広がりを見せることでしょう。
企業情報
住所:兵庫県淡路市野島常盤字源八1510-4
設立:2022年6月1日
代表者:田中康輔
事業内容:農業生産・加工・販売、農作業の受託など
URL:
https://awaji-naturefarm.com/
住所:愛知県名古屋市西区菊井二丁目6番16号
設立:昭和27年7月1日
代表者:伊藤崇雄
事業内容:食品包装容器や衛生関連商品等の販売
URL:
https://www.orikane.co.jp/
環境に優しい取り組みを積極的に推進する両社の活動が、持続可能な未来の実現に向けた一歩となることを期待しています。