兵庫の老舗、安全を再定義する新ブランド『トーヨーセーフティ』へ社名変更

安全を再定義する: トーヨーセーフティの挑戦

兵庫県三木市に本社を構える東洋物産工業株式会社は、2025年7月に社名を「株式会社トーヨーセーフティ」に変更すると発表しました。

65年の歴史を振り返って

創業以来、安全衛生保護具のリーディングカンパニーとして、同社は「安全を守る」ヘルメットメーカーとしての役割を果たしてきました。高度経済成長期に創業し、労働環境の向上に寄与してきたこの企業が、時代の変化に応じて「安全」の捉え方を進化させています。その背景には、物理的な防護だけでなく、ライフスタイルや価値観を含むより広範な「安心」が求められています。

企業理念の再定義

新たな社名の背後には、企業理念の再定義があります。中でも特筆すべきは、「前を向く意思を護る」という新ミッションです。これは、安全性が人々の勇気を引き出す力になり、挑戦を支えるものとして位置付けられています。新たなビジョンとして「挑戦リスクゼロ社会を実現する」が掲げられ、誰もがチャンレンジを楽しめる社会の実現を目指しています。

新しいブランドアイデンティティ

トーヨーセーフティのブランド刷新にあたり、コーポレートカラーとロゴも一新されます。新たなカラーは、エネルギッシュな「TOYO YELLOW」、信頼と洗練の「TOYO GRAY」、プロフェッショナルな「TOYO BLACK」、そして寄り添うナチュラルな「TOYO WHITE」となります。これらの色彩は、企業が提供する価値や理念を視覚的に表現しています。

新ロゴデザイン

新ロゴのデザインも印象的です。「安全は前提にある」ことを象徴し、挑む意思を支えるシンボルとして機能します。ロゴタイプには、挑戦をする人々を支える願いが込められています。この新しいアイデンティティは、企業の方向性を明確にするとともに、今後の事業展開につながる重要な要素となるでしょう。

提供する価値

トーヨーセーフティが提供する価値は、「挑む人を支える5つの指針」にも現れています。この指針では、安全性能や快適性、デザイン性、開発力、向き合い力といった要素が挙げられ、顧客が100％の力を発揮するための環境を整えることに注力しています。

今後の展開

企業は、新ブランドによる価値提供を継続し、質の高い製品やサービスを展開していく計画です。市場の変化に対応した多角的な事業展開も視野に入れ、OEM・ODM事業や飲食事業などを推進していきます。
新たなブランドイメージや製品パッケージは、段階的に市場に導入されていく見込みです。顧客には、旧デザインと新デザインが混在する時期が生じることもありますが、そのための準備が進められています。