新たなマウンテンバイクの時代到来
2026年、シマノセールス株式会社が兵庫県神戸市と大阪府箕面市を新たに対象地域として選定し、Trail Born Fundプログラムが国内に初めて展開されることになりました。このプログラムは、世界各地で持続可能なマウンテンバイクトレイルの形成を目指し、地域と共に成長していくことを理念としています。
Trail Born Fundプログラムの背景
Trail Born Fundプログラムは2024年の開始以来、世界中でマウンテンバイクトレイルの造成や保護活動を支援してきました。特に、競技や選手の支援ではなく、そこで利用されるフィールド自体を支援するという点が革新的です。日本においても、この取り組みは今後のマウンテンバイク文化を支える土台となることでしょう。
兵庫県神戸市「マウンテンバイクフォレスト神戸」
神戸市では、都市部から自然豊かな六甲山へのアクセスの良さを活かした「神戸登山プロジェクト」を2023年に始動。その中でマウンテンバイクも新たなアクティビティとして組み込まれ、NPO法人神戸エリアマウンテンバイク協会がフィールドの整備に取り組んでいます。市が提供する公園を活用し、行政、NPO、企業が協力しながらトレイルネットワークを築いているのが特徴です。
2025年には初級トレイルが完成し、今後は中級・上級コースの整備やパンプトラックの設置、レンタルバイクサービスなどが予定されています。また、地元のライダーと地域住民が整備作業に参加することでコミュニティを築くイベントも開催される予定です。
大阪府箕面市「箕面とどろみMTBフィールド」
箕面市では、2012年より箕面マウンテンバイク友の会が活動を続けており、地域貢献とマウンテンバイクの普及を目指しています。現在は約300名の会員が参加しており、清掃活動や植樹などを通じて地域との信頼関係を構築しています。この協力関係をもとに、2021年から止々呂美地区の山林を借り受け、会員制フィールドの造成を始めました。
自らの手で造成されたトレイルが7本完成し、いずれはフィールドの一般開放も目指しています。今後は、新しいマウンテンバイク愛好者に楽しんでもらえる環境を整えるためにレンタルバイクの設置なども検討されているとのこと。
プログラムの意義
大阪府堺市に本社を置くシマノが支援対象に兵庫と大阪を選んだのは、社員にとっても身近な場所で、地域にとって模範となるべきモデルケースを作るためです。シマノは「自転車文化の創造」を掲げ、生涯楽しめる環境を育てていく決意を示しています。今後は他地域への展開も視野に入れ、持続可能なマウンテンバイク文化を育むための支援をしていく予定です。
Trail Born Fundプログラムの成果
2024年から開始されたTrail Born Fundプログラムは、今までに多くのプロジェクトへの支援いただいており、以下の実績があります:
- - 世界18ヶ所のトレイル建設プロジェクトに資金援助
- - 総延長78kmのトレイル建設
- - 約1,400平米のパンプトラック建設への貢献
2026年はアジアや中南米、ヨーロッパ、北米からのトレイル運営団体から45件もの支援申請があり、19件が採択されています。このように、地域に根ざした持続可能なトレイルを支える姿勢が評価されています。
今後の展望
Trail Born Fundプログラムは、マウンテンバイク文化の次世代への継承を目指しており、地域との協力を通じて新たなトレイル形成を目指す取り組みです。これからも、多くの地域での展開を期待しつつ、日本国内のマウンテンバイク環境が益々発展することを心より願っています。
詳しい情報は公式サイト(https://bike.shimano.com/ja-JP/trailborn.html)をご覧ください。