はなまるうどんが高松市と連携協定を締結
香川県高松市の名物として知られる讃岐うどん。その代表的なブランドである「はなまるうどん」が、創業地である高松市との包括連携協定を締結したというニュースが駆け巡りました。これにより、地域の活性化や市民サービスの向上が期待されています。
包括連携協定の背景
株式会社はなまるは2000年に創業し、その後全国に展開を果たしてきました。今年2025年には創業25周年を迎え、再度高松市に本社を移転することが期待されています。また、その際に「おいでまい!さぬきプロジェクト」を始動し、讃岐うどんの文化を地域に発信するべく取り組んでいます。
高松市も「高松市シティプロモーション推進ビジョン」を策定しており、魅力的なまちづくりを目指しています。両者の想いが一致し、今回の協定が締結される運びとなりました。この連携により、高松市の魅力をさらに引き出す活動が期待されています。
連携協定の具体的内容
この協定には、いくつかの具体的な取り組みが含まれています。まず、市の魅力発信に関する取り組みとして、全国の店舗網を活かし、さまざまなプロモーション活動が行われます。首都圏などでの高松市イベントでは、はなまるうどんの無料券も配布される予定です。
次に、子育て支援として、地元の児童養護施設に通う子どもたちへの食事チケット配布や、必要な子どもたちへの無償での食事提供が行われます。これにより、食の不安を解消し、子どもたちの育成に寄与することが目指されています。
また、教育分野では、はなまるの社員が地元の学校でうどんに関する授業を行うほか、職業体験を通じて、学生に食育の大切さを伝える取り組みも予定されています。さらに、食品ロスの削減に向けて、廃棄うどんをバイオマス発電の原料として活用することも進められています。
代表者のコメント
高松市長の大西秀人氏は、協定締結を喜びの言葉で表現し、地域活性化への期待を述べました。彼はこの連携が地域の発展に寄与すると確信しています。
一方、株式会社はなまるの代表取締役社長の前田良博氏も、創業の地で高松市との連携ができることを誇りに思い、讃岐うどんの魅力を広めるだけでなく、未来を担う子どもたちへの支援を強化する意気込みを示しました。
おわりに
「おいでまい!さぬきプロジェクト」では、讃岐うどんの多様性や地域の魅力を全国に発信することで、さらなる地域貢献とブランド強化を目指します。これからも讃岐うどんの魅力を留まることなく伝えていく、はなまるうどんの挑戦に注目です。地域と共に成長していく姿勢が、これからどのように実を結んでいくのか、期待が膨らみます。