兵庫県庁の業務支援、マイクロニティの「srest」がコスト最適化を実現
兵庫県庁は、株式会社マイクロニティが提供するガバメントクラウドFinOpsツール「srest」を導入し、県内の市町に対する基幹業務システムのコスト最適化を支援することとなりました。このプロジェクトは、全国的に広がるガバメントクラウドの導入における重要なステップとなります。
ガバメントクラウドとコスト最適化の必要性
全国の自治体では、基幹業務システムをガバメントクラウドへ移行する動きが活発化しています。しかし、移行後に発生するランニングコストの増加が懸念されており、兵庫県でもその影響が見込まれています。特に、令和5(2023)年度比で今後3年で継続的に維持費が約1.5倍以上になる可能性が指摘されています。これにより、コストの管理や最適化が急務とされています。
ガバメントクラウドでは、使用状況やシステム設定によってコストが変動しやすいため、専門知識を持つ人材が求められます。しかし、限られた資源の中では専門家を確保することが難しく、持続的なコスト最適化に向けた体制を構築する必要があります。
「srest」の具体的なサポート内容
「srest」は、以下のような具体的な支援を通じて、兵庫県庁と市町のコスト最適化を図ります。
1. 意見交換会の実施
移行を完了した市町と、未だに移行していない市町との間で意見交換会を実施します。この会では、システム構成やネットワーク運用、コスト最適化に関する技術的な課題について専門家がアドバイスを行います。
2. クラウド費用の最適化支援
特にコストの上昇が懸念される市町に向けて、システム構成や運用状況を慎重に分析し、コスト増加の要因や改善ポイントを特定します。これにより、各市町の実情に即した技術的なサポートが提供され、最適化までの具体的な手順が整備される予定です。
3. コストの見える化支援
小規模な市町でも費用の最適化を容易に行えるよう、「srest」を活用したコストの見える化を推進します。コストの可視化やデータ出力を行い、実際の運用に基づく知見を提案することで、小規模市町に特化した解決策を提供します。
「srest」についての詳細
「srest」は、複数のAWSアカウントのコストを一元管理し、FinOpsの観点から持続的なコスト最適化を実現するツールです。自治体やシステムごとの詳細なコスト分析を可能にする直感的なダッシュボードが実装され、クラウド利用料の透明性を高めます。これにより、自治体と事業者間での合意形成を支援し、実行可能なコスト管理を導入しています。
また、「srest」はデジタル庁が運営するクラウド調達プラットフォーム「DMP」にも登録されています。
まとめ
兵庫県庁が選んだ「srest」の導入は、地域の基幹業務システムに対する新たな支援の形を示しています。マイクロニティのノウハウを活かしたコスト最適化の取り組みにより、県内市町の持続可能な運営が期待されます。今後の展開に注目です。