兵庫教育大学附属小学校と中学校の新たな挑戦
兵庫教育大学附属小学校及び附属中学校が、令和8年4月1日から文部科学省により「研究開発学校」として指定されることが決まりました。この制度は、新しい教育課程や指導方法に関する研究開発を推進するもので、教育の質を向上させる取り組みとして注目されています。
研究開発学校とは
「研究開発学校」とは、文部科学大臣が指定した学校が独自に教育課程や指導方法を構築し、それを実施することを認める制度です。これにより、申請した学校は現行の学習指導要領に縛られることなく、創造的で効果的な教育の実現を目指すことができます。指定された研究成果は、将来的に全国の学校教育に役立てられることが期待されています。
研究の内容と目的
本附属学校が行う研究開発のテーマは「情報活用能力の抜本的な向上」です。これを達成するために、以下の取り組みが予定されています:
- - 小学校の「総合的な学習の時間」に新たに「情報の領域」を追加。
- - 中学校には新たに「情報・技術科」を設置し、情報活用に関連するカリキュラムを拡充。
こうした取り組みを通じて、質の高い探究的な学びを実現する小中一貫の教育課程が開発されます。新しい教育モデルに基づく学びの場を提供することで、教育の未来を切り拓く役割を果たします。
指定期間と詳細
この研究開発学校としての指定期間は、令和8年4月1日から令和12年3月31日までの4年間です。この期間中に、さまざまな実践と研究を行い、得られた成果を全国に発信することを目指します。
具体的な取組内容
1.
小学校の新カリキュラム
- 総合的な学習の時間に「情報の領域」を加え、情報活用能力を高める教育を実施。
2.
中学校の専門科目
- 中学校では「技術・家庭科」を改訂し、「情報・技術科」として新たに設置。この授業では、情報活用に必要な技術や理解を深めることが目指されます。
3.
探究的な学びの促進
- 情報活用能力を教科ごとに活用し、教科横断的な探究的学びを提供。それにより、学びを通じて主体的な成長を促します。
学校長の思い
森山潤学長は、今回の指定が次期学習指導要領に向けた重要なステップであると述べ、大学としての責任を強く感じているとコメントしています。また、既存の教育研究の成果を生かし、国際的な視野を持ったカリキュラムの開発に取り組んでいく意義を強調しました。
この新しい挑戦により、兵庫教育大学附属小学校・中学校は教育の革新を目指し、未来を担う子どもたちに必要な力を育むための活動を進めています。