海の楽しみ方を革命する、スタートアップ『オフリバ』の魅力

海の楽しみ方を革新するスタートアップ『オフリバ』

2023年、兵庫県神戸市のビジネスビルダーズスタジオ「norosi」から、新たに『株式会社オフリバ』が設立されました。このスタートアップは、海の新しい楽しみ方を提案し、船のオーナーと乗船希望者をつなぐシェアリングサービス「オフリバ」を提供します。

『オフリバ』とは？

「オフリバ」は、船舶の免許を持たない方でも、船のオーナーが操縦する船に乗ることができる新しいサービスです。このシステムにより、家族や友人と共に海釣りを楽しんだり、美しい景色を楽しんだり、さらには花火大会を観賞することが可能になります。利用方法も非常にシンプルで、アプリを通じて出港日を選び、オーナーにリクエストを送信。その後、オーナーの承認を受けて契約を締結し、出発当日は港で集合するだけです。決済もオーナーのQRコードを通じて行われるため、安心して利用できます。

代表取締役松永浩行の想い

オフリバの代表、松永浩行氏は、看護学校を卒業後、病院の手術室での経験を経て、消防局で29年間公共の安全を守る使命に従事。その後、52歳の時に独立し、自らの人生をかけた事業をスタートさせました。松永氏は海釣りが趣味で、漁業組合員としても活動していたことで、船を出せない高齢化した漁師と、その一方で海を楽しみたい人々の狭間を埋める必要性を強く感じました。

地域の活性化を目指した新たな展開

『オフリバ』は、単なるシェアリングサービスにとどまらず、地域の漁業協同組合との連携を行い、地方創生にも力を入れています。例えば、周防大島安下庄漁業協同組合との協力により、地域イベントの開催や情報発信を通じて、海の魅力を広く伝えています。さらに、今後は全国の漁港との連携を深め、レンタル船サービスや中古船販売サービスの展開を視野に入れ、海での新しい楽しみ方を広める予定です。