世界が認めた木質外壁材『Ow (M-FECTコーティング)』がiFデザインアワード2025で受賞

『Ow (M-FECTコーティング)』が世界的に評価された理由

最近、和歌山県美浜町の株式会社丸紀が開発した木質外壁材『Ow (M-FECTコーティング)』が、3大デザイン賞の一つである「iFデザインアワード2025」を受賞しました。この受賞は、世界66カ国からの応募11,000件の中で外壁材としては唯一の成果であり、多くのデザイン専門家の高い評価を集めました。

受賞の背景と製品の特長

『Ow (M-FECTコーティング)』は、紀州材を基にしたセルフクリーニング機能を持つ革新的な外壁材です。この製品は、撥水性に優れ、虫やカビを寄せ付けない防虫・防腐機能を搭載することで、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。また、帯電防止機能によって、外壁に埃が付きにくくなり、メンテナンスの手間が大幅に軽減されるとともに、自然環境への負荷も低減されます。

この木質外壁材は、丸紀の自社工場で地元和歌山県産の紀州材を使用して製造されており、製品化までのエネルギーを最小限に抑えています。そのため、環境に優しい取り組みが実現されているとも言えるでしょう。

展示情報と訪問のすすめ

受賞作品は、東京都新宿区にあるMOCTIONで作品展示が行われます。展示期間は2025年4月24日から5月20日までで、毎日午前10時30分から午後6時30分まで開放されています。ここでは『Ow (M-FECTコーティング)』以外にも、様々なオリジナル木質外壁材や造作材が並ぶ予定です。デザイン性と環境配慮を兼ね備えた『Ow』を、ぜひ実際に見て体感してみてください。

紀州材の魅力

和歌山県は古来から優れた木材を生産してきた地域であり、紀州材の特徴には目合いの良さと狂いの少なさが挙げられます。さらに、強度と耐久性に優れているため、外壁材としては理想的な素材となっています。今回の受賞は、紀州材の良さを最大限引き出したものであり、地域の特色を生かしたデザインが国際的に認識された証拠と言えるでしょう。

M-FECTコーティングの利点

『Ow (M-FECTコーティング)』はその一つ一つに磨きをかけた自然の美しさを長持ちさせるために設計されています。特に、木質外壁材特有のメンテナンスの手間を軽減することができ、高い経済性と利便性を実現しています。塗装の手間を省くことで工期短縮を図り、現場での作業の迅速化も可能です。また、様々なデザインの種類やカラーバリエーションも揃っており、デザイン上の自由度も高いです。

最後に

『Ow (M-FECTコーティング)』は、見た目だけでなく、機能面でも優れた外壁材です。これまでの木質外壁材の常識を打破するこの製品に、多くの期待が寄せられています。iFデザインアワード2025での受賞を機に、さらなる発展を遂げることを願っています。

ぜひ、MOCTIONでの展示に足を運び、実際にその魅力を感じてみてください。