春の特別企画:白鶴美術館で動物たちと出会う旅
神戸市に位置する公益財団法人白鶴美術館は、1934年に開館し、以来東洋古美術の優れたコレクションを誇る美術館として知られています。2026年3月3日から6月7日まで開催される春季展、「生きもの活き!活き!―美術でめぐる白鶴動物ワンダーランド」では、動物をテーマにした珠玉の作品が登場します。
白鶴美術館の設立は、白鶴酒造の七代目、嘉納治兵衛の思いから生まれました。「世界的価値のあるコレクションを私だけが持つのではなく、できるだけ多くの人に見てもらいたい」という願いがこの美術館の原点です。古美術品500点を基にスタートしたこの美術館は、現在では国宝や重要文化財を含む1450点以上もの作品を収蔵しています。
展示内容
春季展では、中国美術工芸や日本の書画の中から特に動物が表現された作品が選ばれています。古代の殷・西周時代の青銅器に見られる幻獣の描写や、唐時代のリアリティあふれる動物の姿など、多様なスタイルで描かれた作品が並びます。特に、重要文化財に指定されている「鍍金狩猟文六花形銀杯」は、その美しさと精緻さに目を引くこと間違いありません。
また、新館では中東絨毯に描かれた動物たちにも注目です。美術館内を巡りながら、動物たちがもたらす神秘的で魅力的な世界を体感してください。
特別イベント
本展と並行して、さまざまなイベントが開催されます。5月3日には中東文化にフォーカスした講演会、「文化財の修理―白鶴美術館作品を中心に―」が開催され、5月24日には中国古代文化の動物を取り上げた講演も行われます。さらに、6月7日には「中東絨毯の動物たち」をテーマにした文化財講座も用意されています。
他にも、羊の毛を使ったワークショップや、美術にまつわるアート・トークなど、多彩なプログラムが用意されていますので、参加方法などの詳細は美術館の公式サイトをご確認ください。
アクセス情報
白鶴美術館へのアクセスは、阪急御影駅から北東に約1キロ、徒歩で約15分の距離です。また、無料駐車場も完備していますので、車での訪問も便利です。最寄りの交通機関としては、阪神御影駅、JR住吉駅から市バスも利用できます。ぜひこの機会に、美術館を訪れ、動物たちと出会う旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
出発点としての白鶴美術館が持つ歴史的な背景を知りながら、東洋古美術の素晴らしさを感じる特別な時間を楽しんでください。美術作品を通して時代を超えた動物たちの物語に触れることができる絶好のチャンスです。春の訪れとともに、ぜひ足を運んでみてください。