フジッコ株式会社がDX認定事業者に選定
神戸市中央区に本社を持つフジッコ株式会社は、2024年12月1日(日)付で経済産業省からDX(デジタルトランスフォーメーション)認定事業者に選ばれたことを発表しました。この取り組みは、企業がデジタル技術を活用して業務の効率化や新たなビジネスの創出を図ることを目的としています。
DX認定制度とは
DX認定制度は、デジタル技術による社会の変革を推進するために、企業がどのように経営課題に取り組むかを整理した「デジタルガバナンス・コード」に基づいています。この制度は、企業がDX推進に向けた準備が整っているかを評価し、認定するものです。フジッコはこの制度に認定されたことで、一層の信頼性と競争力を持つ企業として位置付けられました。
フジッコのDX戦略
フジッコでは、DXの目的を「サステナブル経営の実現」とし、2022年には社長執行役員を委員長とするDX推進委員会を立ち上げました。これにより、積極的なデジタル変革を進めています。また、DX戦略として「フジッコDXサイクル」と名付けたシナリオを策定し、以下の6つのデジタル共通価値指標を設定しました。
1.
生産性の向上:紙とハンコの廃止を目指し、業務の効率化を図る。
2.
DX人材の育成:デジタル技術に精通した人材を育てる。
3.
資産活用の最適化:持っている資源を効果的に使い、無駄を省く。
4.
売上の拡大:デジタル化による既存事業の売上を伸ばす。
5.
新たなデジタルビジネスの創出:新しい収益源を生み出す。
6.
セキュリティ対策の強化:デジタル環境での安全性を確保する。
DX1.0とDX2.0の施策
フジッコのDX戦略は、2つのフェーズ、すなわち
DX1.0と
DX2.0で構成されています。
- - DX1.0では、既存業務の徹底的な見直しを行い、価値を生まない定型業務を排除し、デジタル技術を使った自動化を推進します。これにより、従業員の業務満足度を高める工夫もしています。
- - DX2.0では、社内外の情報をデジタル技術でつなぎ、最適化、利活用を図ることで、サービス向上や顧客満足度の向上に寄与します。これは、既存のビジネスを拡大するだけでなく、新たなデジタルビジネスを創出することを目指します。
未来へのビジョン
フジッコは、このような取り組みを通じてサステナブルな成長を実現し、企業価値の向上を目指します。デジタル技術を積極的に活用することで、競争力を高め、持続可能な経営への挑戦を続けていきます。これからのフジッコの展開に、ぜひ注目してください。