未利用魚アイゴの新たな魅力を引き出す商品登場
三重県で漁獲された未利用魚「アイゴ」を使った新商品が、コープ自然派から発売されます。このアイゴは、一般には流通しづらい魚で、魚の扱いが難しいことや、下処理が必要なため食卓に上がる機会が少ないのが現状です。しかし、その味わいには大きな可能性があります。今回登場する新商品は、アイゴを使った「三重県産白身魚チーズ巻き」と「三重県産白身魚ハーブフライ」の2品です。何よりも、フードロス削減と水産資源の保護を目指す活動の一環として開発されました。
新商品詳細
1. 三重県産白身魚チーズ巻き
- - 参考価格: 515円 (556円 税込)
- - 内容量: 140g(冷凍)
- - 原材料: アイゴ、小麦粉、チーズ(アレルギー:小麦・乳成分)
チーズとアイゴの旨味が絶妙に組み合わさったこの商品は、冷凍された状態で下味を付け、衣をまとっているため、簡単に香ばしく揚げて楽しむことができます。
2. 三重県産白身魚ハーブフライ
- - 参考価格: 392円 (423円 税込)
- - 内容量: 120g(冷凍)
- - 原材料: アイゴ、パン粉、小麦粉、バジル、オレガノ、ローズマリーなど(アレルギー:小麦)
ハーブの香りが広がるハーブフライは、食卓に彩りを与える一品です。
両商品は2025年5月12日(月)から注文受付を開始し、コープ自然派5生協(2府8県)に加入して利用可能です。特に注目すべきは、未利用魚のアイゴを使用することで食材の無駄を削減し、持続可能な水産資源の利用に貢献している点です。
未利用魚の実態
アイゴは見た目はきれいな白身魚ですが、毒のある鋭いトゲや、内臓の臭みがあることが原因で、一般的には扱いが難しいとされています。そのため、市場に出回ることが少なく、廃棄されることが多いのです。こうした未利用魚の問題は、日本の漁業や水産資源の維持にもかかわる深刻な課題です。
水産資源の保護に向けて
アイゴは藻類を主食とする草食性の魚で、その活性が生物が住む藻場を消失させる食害にも繋がります。藻場の減少は、生物の生息数の減少や漁獲量の減少といった問題を引き起こし、漁師たちの収入にも影響を及ぼします。飲食業界に携わる私たちがこれにどう向き合うべきか、コープ自然派の取り組みはその一つの形を示しています。
コープ自然派の理念
コープ自然派は、生産者との密接な関係を築き、持続可能な農業や環境保全に努めています。「誰もが有機農産物を食べることができる社会」を目指し、四国や関西エリアで活動しています。独自の厳しい基準を設けて国産食材を中心に扱い、オーガニック農業の普及にも力を入れています。今回のアイゴを使用した商品開発も、その一環です。
連絡先情報
所在地: 〒651-2228 神戸市西区見津が丘3丁目8番5号
公式サイト:
コープ自然派
自然派Style:
自然派Style
このように、未利用魚アイゴの可能性を引き出し、フードロス削減に貢献する取り組みは、持続可能な社会を形成するための重要な一歩です。この機会にアイゴの美味しさを楽しんでみてください。