神戸メリケンパークオリエンタルホテルでの灯台公開イベント
兵庫県神戸市中央区に位置する神戸メリケンパークオリエンタルホテルでは、2025年1月17日(金)に特別なイベントが行われます。この日、世界で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」が一般公開され、訪れる人々は灯台の歴史とその意義について学ぶことができます。このイベントは、「ひょうご安全の日」に合わせて行われるもので、毎年1月17日と11月1日(灯台の日)に実施されています。
灯台の歴史
この灯台は、日本の海上保安庁から正式に認可を受けており、神戸港の安全を見守る役割を担っています。もともと1964年に旧オリエンタルホテルに設置され、以来港町神戸のシンボルとして多くの人々に親しまれてきました。しかし、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災によって、旧オリエンタルホテルは全壊します。しかし、同年7月に新たに開業する神戸メリケンパークオリエンタルホテルに灯台は継承され、再び神戸港を見守る存在として灯をともしました。
公開の詳細
灯台の一般公開は15時から17時まで行われ、予約は不要、参加費も無料です。どなたでも見学できますので、家族や友人を誘ってぜひお越しください。ただし、雨天時は決行しますが、荒天やその他の状況により公開が中止される場合もあるため、事前に公式ウェブサイトでの確認をおすすめします。
灯台に込められた思い
灯台は、震災を乗り越えた神戸のシンボルであり、海上での安全を祈る多くの人々の思いが込められています。また、灯台の近くには、昭和天皇が詠まれた歌の碑や、鬼瓦といった歴史的な遺物が展示されており、神戸の文化を伝える重要な位置を占めています。これらの文化遺産は、訪れた人々に神戸の歴史と震災の記憶を思い起こさせます。
お問い合わせ
見学希望の方は、ホテル代表番号078-325-8111までお問い合わせください。また、最新情報についてはホテルの公式ホームページでもチェックできます。
未来に繋ぐ記憶
神戸メリケンパークオリエンタルホテルが行う灯台の一般公開イベントは、単なる観光名所を超えて、地域の歴史や震災の教訓を次世代に伝える大切な役割を果たしています。海の安全を見守る灯台の存在を通じて、私たちもその思いを胸に刻み、神戸の未来を築く力を育んでいきたいものです。皆様のご来館を心よりお待ちしております。