ホンマなんフェス2025
2025-06-04 10:52:27

幼児教育の未来を切り拓く「ホンマなんフェス2025」、尼崎での開催レポート

幼児教育の未来を切り拓く「ホンマなんフェス2025」レポート



2025年4月26日(土)、兵庫県尼崎市に位置する認定こども園七松幼稚園で、VISH株式会社とリンクエイジ株式会社共催による「ホンマなんフェス2025」が開催されました。このイベントは、幼児教育と保育の業界に携わるリーダーたちが集まり、現場での具体的な課題を共有しつつ、真剣な対話を通じて解決策を見出すことを目的としています。問題解決のための単なる研修ではなく、参加者と講師がフラットな立場で交流できる一日を目指しました。

開催の背景と目的


イベントの冒頭では、亀山秀郎・七松幼稚園理事長による施設見学が行われ、参加者は保育環境についての理解を深めました。その後、共催者であるVISHの西尾真吾とリンクエイジの藤田俊が、このイベントの意義を説明し、「正解を押し付けるのではなく、共に考える時間を持つことが大切である」という理念を強調しました。

対話を通じた課題発見


セッション1:自由保育における課題


最初のセッションでは、みつばキラリ園の小林優子氏が自由保育に関する実践を発表しました。自由保育は非常に魅力的なアプローチですが、職員との意識の共有やビジョンの確立が難しいこともあります。小林氏は、自身の経験を交えながら、「ビジョンは日常の体験を通じて育まれる」「職場文化を尊重しつつ明確な方向性を示すこと」が重要であると述べました。参加者はその言葉に共感し、リーダーとしての覚悟と対話の重要性を感じました。

セッション2:働きやすさとやりがい


次のセッションでは、東豊中幼稚園の天野玲貴氏が、職員が働きやすい環境とやりがいを両立させるための課題を取り上げました。「働きやすさだけでは職員の成長に繋がらない」との指摘は、参加者に深い考察を促しました。また、議論の中で出た「離職率ゼロを目指すことの目的」や「表面的な仲の良さとのギャップ」というテーマは、組織の実態を見つめなおす貴重な機会となりました。

トークセッション:実践からの学び


イベントの締めくくりとして行われたトークセッションでは、参加者から具体的な質問が寄せられ、講師陣がそれに答える形で深い議論が交わされました。特に、自由保育の推進における保護者の理解の重要性や、ミドルリーダーが新しい価値を職場に持ち込むための具体的な方法は、非常に実践的な内容でした。

参加者の反応


イベントが終わった後、参加者からは「自分だけではない」との声が多く聞かれました。各園のリアルな問題や実例を知り、学んだことが、日々の業務に活かせるヒントとなったとの共感の声が多数寄せられました。

まとめ:対話が未来を切り拓く


「ホンマなんフェス2025」は参加者同士が本音で語り合うことで、幼児教育・保育の現場で直面している普遍的な課題に向き合い、実践的な回答を見出すための重要な一日となりました。これからの業界を支えるリーダーたちは、対話を重ねることでより良い未来に向かうことが期待されています。このような交流をきっかけに、参加者がそれぞれの園で質の高い幼児教育を実現する一歩を踏み出すことを願っています。

今後のイベント予定


今後も「ホンマなんコミュニティ」は、幼児教育・保育の現場に寄り添い、課題に真摯に取り組む場を提供していきます。次回のコミュニティは2025年7月15日(火)に開催予定です。詳細は随時お知らせいたします。

主催企業について


  • - VISH株式会社: 保育士の負担軽減を目指すICTシステムを提供。
  • - リンクエイジ株式会社: 教育機関向けの写真・動画サービスを展開。


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