伊丹で再び味わう天野天街の傑作「りすん2025 edition」
兵庫県伊丹市に位置する、伊丹市立演劇ホールアイホールで2025年8月2日と3日、天野天街の名作「りすん」が新たに生まれ変わります。この公演は、公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団並びに伊丹市が主催し、数多くの観客を魅了した幻の舞台が13年の時を経て復活します。
公演の詳細
「りすん2025 edition」は、8月2日と3日、伊丹市立演劇ホールで上演されます。土曜日には午後2時と午後6時30分の2回、日曜日には午後2時からの1回公演が予定されており、上演時間は約1時間50分。公演終了後にはアフタートークも行われる予定です。
会場へは開演の30分前に開場し、チケットはカンフェティにて5月31日10:00より販売開始されます。チケットの価格は一般3800円、U25は2500円、高校生以下は1500円と、幅広い年齢層に対応したお手頃設定です。
物語の背景
「りすん」は、芥川賞作家・諏訪哲史の実験的小説を基に、人間の複雑な感情や生と死をテーマにした作品です。この舞台では、長期入院中の少女と彼女の兄妹のような存在である青年との心の交流が描かれます。「お兄ちゃん、私たちどうしたら小説の外へ出られるの?」という彼女の問いかけから物語は始まり、病室の中に閉じ込められた彼らの思いが言葉として表現されます。
新たな演出の風
2023年には新キャストと新演出で津、名古屋、高知などで上演され、初演に匹敵する素晴らしい作品として話題を呼びました。天野天街の死後、小熊ヒデジがその演出を引き継ぎ、再び舞台に愛される理由をきっちりと表現します。
演出陣には、複数の才能ある演者が名を連ね、令和の時代に新しい形で「りすん」をお届けします。キャストには加藤玲那、菅沼翔也(ホーボーズ)、宮璃アリ(少年王者舘)が参加し、彼らがどのようにこの作品に命を吹き込むのか非常に楽しみです。
チケット情報とアクセス
チケットは、伊丹市立演劇ホールの公式ホームページやカンフェティのサイトで購入可能です。なお、U25及び高校生以下の方は入場時に身分証明書の提示が求められますのでご注意ください。
また、未就学児の入場は不可ですので、子供連れのお客様はご留意ください。公演は会場の伊丹市立演劇ホールで行われ、アクセスも便利です。近隣に公共の交通機関が整っており、観劇後に伊丹市の観光も楽しむことができます。
まとめ
伊丹市でのこの特別な公演は、演劇ファンのみならず、多くの方々にとって観る価値のある時間となることと思います。天野天街の遺した名作「りすん」をこの機会にぜひ体験してみてはいかがでしょうか。あなたの劇場体験が、この舞台によってより豊かなものになることでしょう。