九州イノベーションWEEK
2025-05-29 16:21:22

古野電気が九州イノベーションWEEKにて最先端技術を展示!

古野電気、九州イノベーションWEEKに出展



古野電気株式会社は、2025年6月4日(水)から5日(木)の間、福岡のマリンメッセにて行われる「九州イノベーションWEEK」に出展します。この展示会では、特に注目すべき新製品として、夜間においてもフラッシュなしで撮影が可能な簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」と、水蒸気の変動を観測できる「KASMI-160」が紹介されます。

簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」の特長


このFWCは、ソーラーとバッテリーを一体化し、超低電力で動作する監視カメラです。従来の大型ソーラーパネルやバッテリーが不要なため、コンパクトで設置も簡単です。重要な点として、曇天や雨の日でも5分に1度の撮影が可能で、バッテリーは最大7日間持続します。これにより、さまざまな屋外環境での利用が現実的になりました。

夜間撮影にも特化しており、最低被写体照度は0.02lux。これにより、通常のカメラでは難しい暗い場所でも鮮やかな画像が得られます。また、特性として、配線不要なため容易に設置でき、すぐに運用を始めることができるのもウリです。

更に、カメラの角度調整が可能で、LTEもしくはWi-Fi HaLow™を通じた通信に対応しています。専用の閲覧サイトを使うことにより、撮影した画像もリアルタイムで確認できます。これにより、一目で過去の状態と比較したり、マスキング機能を活用したりすることが可能です。

水蒸気マイクロ波放射計「KASMI-160」の機能


次に紹介するのは水蒸気マイクロ波放射計「KASMI-160」です。この装置は大気中の水蒸気が放射する微弱なマイクロ波を受信し、可降水量や水蒸気密度の分布をリアルタイムで測定できます。従来の測定装置に比べ、携帯性に優れ、移動体での観測にも適しています。

この計測器は、高精度のアルゴリズムを用いており、機械学習モデルを活用して設置場所での気象状況を踏まえた推定が可能。これにより、線状降水帯の発生原因となる水蒸気の流入を観測することで、防災活動に貢献しています。特に豪雨の予測精度向上には期待が寄せられています。

出展概要


展示会の開催時期は2025年6月4日(水)から5日(木)まで、会場はマリンメッセ福岡のA館、当社のブース番号はB-38です。興味のある方はぜひお立ち寄りください。

古野電気は1948年に世界初の魚群探知機を実用化した会社であり、その後も様々な舶用電子機器の開発に成功してきました。現在では、世界90か国以上に製品を販売し、特に防災技術やIoT技術に注力しています。今回はその集大成とも言える新たな製品を展示し、多くの人々に未来の技術を体感していただける機会になることでしょう。


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