新たなスタート！ランタメ宝塚アスレチッククラブが中学生に陸上の魅力を伝える

新たな陸上競技チーム、ランタメ宝塚アスレチッククラブの設立

宝塚市の中学生に向けた新しい陸上競技教室、「ランタメ宝塚アスレチッククラブ」が始動します。このクラブは、市内の中学校における部活動が2026年の8月をもって廃止、そして外部移行が進むという背景から生まれました。陸上競技も例外ではなく、多くの学校で活動が休止される見込みです。そのため、競技環境の悪化が懸念され、競技人口の低下が予測される中、全ての中学生に向けた活動の場を提供するためにこのクラブを立ち上げることとなりました。

発起人は、宝塚市内の中学校で教員として活躍する照光次郎氏と、陸上競技の普及・促進に取り組む山口雄也氏です。二人は共に地域に根ざした活動を通じて、次世代のアスリートたちを育てることに情熱を注いでいます。

クラブ設立の背景と目的

探求心や向上心を持つ中学生たちが、安心して取り組める陸上競技の環境を提供することが、ランタメ宝塚アスレチッククラブの核となる目標です。特に、部活動が廃止される中での教育機会喪失を防ぎ、学びの場を確保することを重要視しています。山口雄也氏は、「私は部活動を通じて、競技技術だけでなく、努力の大切さや人を思いやることを学びました。外部移行による教育機会の消失を残念に思っており、地域と共にその機会を守っていきたい」と語っています。

具体的な活動内容

ランタメ宝塚アスレチッククラブでは、以下のような活動を予定しています：

- 練習会の運営：各パートで週3回程度の練習を行います。短距離や中長距離など、それぞれの特性に応じたトレーニングを提供します。
- 大会への出場：2026年4月より、中体連主体の大会や各種競技会に参加します。これにより、実際の競技の場でスキルを磨きます。

これらの活動を通じて、子どもたちが生き生きと成長し、仲間と共に切磋琢磨する機会を提供していきます。

参加費について

年齢に応じた参加費は60,000円で、これは陸上競技連盟への登録費用や保険代などを含んでいます。ただし、練習・レース用のウェアやシューズは別途自己負担となりますので、各自ご準備いただく必要があります。

体験会のお知らせ

12月1日と6日の2日間、市役所前の武庫川河川敷にて中・長距離パートの体験会を開催します。この機会に興味のある方は、ぜひ参加を検討してください。申込はこちらから可能です。

地域への協力のお願い

持続可能な運営を実現するためには、地域の方々の支援が必要不可欠です。コーチへの適正な報酬を確保し、充実した指導を維持するために、協賛の協力をお願いしています。詳細についてはこちらをご覧ください。

宝塚市の未来を担うアスリートたちが、成長していく姿を楽しみにしています。未来の星たちが陸上競技の魅力を体感できる場を、共に作り上げていきましょう！