心の健康を支える技術として注目される「傾聴」。2025年2月から尼崎市にて、NPO法人ゲートキーパー支援センターが主催する「傾聴基礎講座」が開催されます。この講座は、全6回にわたり、参加者が少人数でじっくりと傾聴の技法を学ぶことができます。特に、悩みを抱える人に寄り添い、理解を深めるためのスキルを培うことが重視されています。
講座は、2025年2月1日から7月5日までの間、毎月第一土曜日に開催され、時間は午後1時から2時まで。具体的には、2月にカウンセリングについて、3月に倫理とロジャースの三原則、4月に非言語の重要性、5月に指示や質問の仕方、6月に反射と要約、そして最後の7月に演習を行います。参加費は6回分で24,000円、定員は12名と少人数なので、個別指導を受けやすいのが特徴です。
この講座は、職場や家庭でのコミュニケーションを向上させたい人や、ボランティア活動や対人支援に興味がある方におすすめです。参加者同士での深い対話を通じて、自身の傾聴スキルを高めながら、他者の心に寄り添う力を育みます。参加希望者は、公式サイトの申し込みフォームから手続きをしましょう。
NPO法人ゲートキーパー支援センターは、自殺防止をはじめとし、社会の幸福度向上に貢献することを目指した活動を行っています。その一環として、この講座を通じて多くの市民が心のケアについて理解を深めることが期待されています。また、同センターでは、ゲートキーパー養成講座のほか、自殺危機介入ワークショップや心理講座、そして厚生労働省指定のキャリアコンサルタント更新研修なども実施しており、地域の人々とそのサポートに力を入れています。
尼崎市で開催されるこの傾聴基礎講座は、心の健康を支えるために欠かせないスキルを学べる貴重な機会です。人間関係を深めるためにも、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。