未来を繋ぐ日本酒
2025-04-01 10:04:26

震災30年に向けた未来への架け橋、SAKE HUNDREDの挑戦

震災30年に向けた未来への架け橋、SAKE HUNDREDの挑戦



2025年に阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、オリジナル日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」は、その歴史的な節目を意識したプロジェクトを開始します。兵庫県や神戸市の震災30年事業に共鳴し、未来に向けた新たな足跡を記すこの取り組みには、地元の神戸学院大学や神戸松蔭大学との産官学連携が深く関わっています。

日本酒が繋ぐ希望のストーリー


「SAKE HUNDRED」は、阪神・淡路大震災にちなんだ30年熟成のヴィンテージ日本酒『現外』の提供を通じて、震災の教訓と希望のメッセージを世代を超えて伝えようとしています。『現外』は、震災で一時製造が中止された酒母から生まれ、長い熟成を経て今の形となりました。この酒は、過去を顧みつつ新たな未来を築くための象徴としての役割を担っています。

共同研究プロジェクトの詳細


4月から始まる共同研究は大きく二つのプロジェクトに分かれます。まずは神戸松蔭大学の川口ゼミとの連携です。震災で悲劇的な影響を受けた灘区の学生たちは、震災を体験していない世代として、映像や過去の資料から学びつつ、未来に向けた神戸の姿を探ります。川口准教授が指導する食ビジネスや発酵学に関する知識を通じて、学生たちは『現外』の味わいを評価し、新たな価値を見出す方法を模索することとなります。

もう一つは、神戸学院大学の木暮ゼミとの共同研究です。ここでは、『現外』が持つブランド価値を探求し、震災を乗り越えた日本酒のストーリーを未来にどう繋ぐかをテーマに研究が進められます。木暮准教授は、学生たちにヒアリングやアンケート調査を行わせ、地域のブランドを構築するための具体的な策を検討しています。

地域活性化に向けた多様な取り組み


また、SAKE HUNDREDは「大学コンソーシアムひょうご神戸」の賛助会員となり、地域活性化に向けた協力関係を築いています。この取り組みは兵庫県内の大学や地域団体との連携を強化し、震災から学んだ教訓を生かした「企業課題解決プログラム」に取り組むことを目的としています。

希少なヴィンテージ日本酒の販売


2025年4月8日には、記念すべき日に『現外』の販売が開始されます。阪神・淡路大震災を乗り越えた日本酒が、30年という時間を経て、その希少性と共に再評価されるこの商品は、全国から注目を集めることが予想されています。『現外』は、オリジナルの味わいと歴史を持つ特別な商品であり、未来に向けた日本酒の新たな可能性を示すものとして、ぜひお見逃しなく。

今回の取り組みを通じて、私たちは未来と過去を繋ぐ架け橋として、地元の人々や学生と共に、希望に満ちた未来を築いていくことを目指しています。SAKE HUNDREDが提供する日本酒は、ただの飲み物ではなく、希望や連帯感を育むための重要な媒体となり得るのです。これからもその姿勢を持ち続け、地域との絆を深めながら、貴重な体験をお届けしていきます。


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