神戸学院大学が地域へ発信するSDGsマルシェの魅力を探る
2025年12月7日、神戸学院大学と甲南大学による、持続可能な開発目標(SDGs)への理解を深めるイベント「大学都市KOBE SDGsマルシェ」が甲南大学岡本キャンパスで開催されます。このイベントでは、子どもから大人まで楽しみながらSDGsについて学び、体験することができる市民参加型の交流イベントです。
充実したプログラム
「大学都市KOBE SDGsマルシェ」では、特に注目すべきは「SDGs CHALLENGE PITCH」です。このセッションには、神戸学院大学から選ばれた学生6名が参加します。彼らは、「六甲アイランドで新しい彩りコトをおこそう」をテーマに、活性化に向けたアイデアを提案・実演します。これにより、参加者は未来の地域づくりに重要な視点を学ぶことができます。
さらに、「SDGs ACTION BOOTH」には、本学から5つの団体がそれぞれの取り組みを発表します。詳細な内容を見てみましょう。
現代社会学部の挑戦
現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミでは、「神戸学院大キャンパス発!オリジナル堆肥を用いたSDGsファーム」をテーマにしています。ポートアイランドにある菜園では、学生たちが栽培した野菜を化学肥料を使わずに育て、収穫物をマルシェで販売します。この取り組みは、持続可能な農業の実践と地域貢献の好例です。
経営学部のフェアトレード
経営学部の辻幸恵教授ゼミは、「神戸学院大学フェアスマイル」として、フェアトレードに関する調査結果をパネル展示します。同ゼミはまた、神戸珈琲や神戸紅茶とコラボしたドリンクを提供します。このように学びを深めつつ、楽しむことができる環境が整えられています。
経済学部の未来創造
経済学部の井上善博教授ゼミは、「プログラミングカーが世界を救う」というテーマで運輸業界の課題に取り組みます。このブースでは、プログラミングカーの実際の運行を体験できるコーナーが設けられ、持続可能な地域経済の実現に向けた示唆に富んだ情報が提供されます。
地域と健康を結ぶ取り組み
グローバル・コミュニケーション学部の森下美和教授ゼミによる「淡路市カレンデュラプロジェクト」では、淡路市産のカレンデュラを用いてハンドクリームを作成し、その効能について紹介します。カレンデュラの健康、美容に与える影響を学びながら、地域資源を活かした製品づくりの大切さが感じられます。
薬学部の独自性
薬学部の有志による「Carbon herb farm」では、休耕田を再生し育てたハーブを用いた多様な商品を提供します。参加者は、リフレッシュしながらハーブの良さを体験することができ、農業の魅力もしっかりと学べる機会があります。
参加しやすいイベント
SDGsマルシェは、申し込み不要でどなたでも参加可能です。開催日当日は、無料で入場し、各ブースを巡りながら、様々なワークショップや体験に参加することができます。阪急「岡本」駅から徒歩約10分、JR「摂津本山」駅から徒歩約12分のロケーションも魅力の一つです。
地域と学生がひとつになり、持続可能な未来を目指す「大学都市KOBE SDGsマルシェ」に、ぜひ足を運んでみてください。地域のイベントを通じて、新たな気づきやつながりが生まれることでしょう。