2025年のふるさと納税お礼品トレンドを徹底解剖！

2025年もふるさと納税のお礼品トレンドは進化を遂げています。株式会社さとふるが発表した最新のデータによると、物価の高騰や米の不足といった社会情勢が寄付者の選択に影響を及ぼす一方で、プチ贅沢なアイテムにも注目が集まりました。さあ、その詳細を一緒に見ていきましょう。

生活防衛志向が続く一方で、プチ贅沢も

2025年のふるさと納税人気ランキングを見てみると、日用品や訳あり品の寄付が引き続き上位にランクインしました。これは、物価の上昇による生活防衛型の商品が求められていることを表しています。しかし、その一方で「牛タン」や「うなぎ」などのプチ贅沢なお礼品も積極的に選ばれていることから、寄付者は少しの贅沢を求めている様子がうかがえます。

特に、2025年の1月から10月にかけて「カニ」の寄付件数は前年同期比で約1.4倍、また「美容・健康家電」については4.3倍以上の伸びを見せました。中でも「かにしゃぶ」の人気が9月には前年同月比で約5.5倍に達し、質の高い商品への関心が高まっていることを示しています。

米不足と高騰が引き起こしたお米の人気上昇

物価の高騰が続く中で、2025年の1月から10月の検索キーワードランキングでは「米」が1位となりました。特に、ブランド米や新米の人気が顕著で、「ブランド米」の寄付件数は前年同月比3.7倍以上の増加を見せました。また、寄付件数が前年同時期の約3倍に達した「新米」も多くの寄付者の関心を集めています。

ここで注目したいのが、兵庫県養父市の「蛇紋岩ブランド別格米10kg」です。このお米は栽培にこだわりがあり、レビューには「甘い香りがして非常に美味しい」との声が寄せられており、その人気がうかがえます。

猛暑が影響を与えた寄付動向とお礼品

2025年の暑さは例年になく厳しく、寄付動向にも影響を与えています。特に、8月には「そうめん」カテゴリの寄付件数が前年同月比で約1.3倍に増加しました。また、猛暑の影響でいちじくなど特定の果物の糖度が高まり、その美味しさをさらに引き立てています。

例えば、福岡県太宰府市の「冷凍いちじく『とよみつひめ』」は、2025年のいちじくの糖度が上がっていることから高い評価を得ています。

制度改正前に寄付者が注目したポイント

2025年10月からはふるさと納税の制度改正が実施され、寄付者は様々なお礼品を選択することが難しくなる中で、9月には「さとふるのあとから選べるお礼品」が急増しました。寄付額100万円以上のお礼品への寄付も増え、駆け込み的な行動が観察されました。

また、「寄付のみのお礼品」の注目が高まっており、これは寄付者が特定の使い道に賛同して寄付を行うケースが増加していることを示しています。これにより、自治体のプロジェクトへの理解も深まり、寄付の動きが広まることが期待されています。