名古屋で妖怪展
2025-06-14 14:19:22

妖怪と防災が織りなす不思議な世界!名古屋市港防災センターで企画展開催中

妖怪と防災のコラボレーション



名古屋市港防災センターでは、「百鬼騒乱~災いと妖怪伝承~」という興味深い企画展が開催中です。この展示は2025年5月20日から8月31日までの期間限定で、入館は無料です。これは、日本各地で語り継がれてきた妖怪と、様々な自然災害に対する防災の意識を融合させたユニークな試みです。

妖怪が語る防災の重要性



日本は地形や気候の特性から、地震や風水害、感染症など多種多様な災害に度々見舞われてきました。そして、各地に伝わる妖怪や災害にまつわる伝承は、これらの厄災をどう捉え、どのように心の安寧を得ようとしたかを示しています。本展では、そんな妖怪たちを通じて日本の災害の歴史や文化を探求し、現代に生きる私たちがどのように備えれば良いのかを考えるきっかけを与えてくれます。

充実した展示内容



展示では、豪雨は龍、洪水はやろか水、土砂災害は法螺貝、地震はナマズ、噴火はダイダラボッチなど、各災害に関連する妖怪のエピソードを紹介します。また、本物の法螺貝や天狗の羽団扇、河童の手といった実物の展示もあり、どれも災害の予防や人々の祈りを表す重要なモチーフとなっています。

さらに、地震の揺れを直前に感知する魚のあがる動画や、災害と妖怪の効果音が会場に響き渡り、訪れる人々に不思議な空間を演出します。これらの展示は、妖怪がどのようにして私たちに防災の重要性を伝えているかを感じる貴重な体験です。

さまざまなイベントも開催



7月から8月にかけて、企画展関連のイベントやぼうさい教室も開催されます。特に注目されるのが、7月19日から21日に行われる「夏だ!ホンキの妖怪まつり!」や、各週土曜日に行われる「自由研究のおてつだい」です。これらのイベントでは、妖怪がどのように自然災害に備えるための知恵を私たちに伝えているのかを学ぶことができます。

企画者の紹介



本展の制作には、名古屋市港防災センターを始め、兵庫県立人と自然の博物館など多くの専門家が関わっています。妖怪研究の著者であり、ワークショップにも参加する髙田知紀さんは、日本の妖怪と防災の関係性を探る研究者として知られています。彼の視点から、妖怪の存在がどのように防災の知恵と絡み合っているのかを垣間見ることができます。

未来につながる知恵



本展は、日本の危機管理の歴史や文化を理解するだけでなく、私たちが直面するさまざまな危険から守るための心構えを育てる機会にもなります。特に、災害が頻繁に訪れる日本で、如何に「想定外の厄災」と向き合うかを思考することは重要です。このユニークな展示とイベントをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。名古屋市港防災センターで、多彩な妖怪たちと共に防災について考えてみましょう。


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