六甲高山植物園での出会い
梅雨の季節、いつもとは少し違った雰囲気の中で楽しむことのできる自然の美しさが、六甲高山植物園にあります。ここでは、特に「コアジサイ」の花が見頃を迎えており、訪れる人々を優しい香りで包み込んでいます。このコアジサイは、六甲山にも自生している野生のアジサイで、一般的に知られている華やかな飾り花を持たない代わりに、独特の芳香が特徴です。
コアジサイの魅力
コアジサイは、別名「シバアジサイ」とも呼ばれ、関東地方以西の本州、四国、九州に自然に生育しています。一般的には高さ1~1.5mの落葉低木で、5弁の細かい両性花が集まって咲くため、花全体が一際落ち着いた雰囲気を醸し出しています。特に、甘い香りを放つこの花は、花粉を運ぶ虫たちを引き寄せる役割を果たしています。
花の色は柔らかな青紫色であり、おしべが花の外にはみ出しているため、色合いがやわらげられ、見ている人に穏やかな気持ちを与えます。多くの人々がこの魅力的なコアジサイを楽しむために、六甲高山植物園を訪れることでしょう。特に、6月下旬までこの花が楽しめる予定とのことなので、しっかりとその時期に合わせて訪れてみることをお勧めします。
特別イベント「え!こんな近くに?!」
さらに、六甲高山植物園では「え!こんな近くに?!高山植物」という特別イベントが開催されています。このイベントでは、神戸にいながらにして、アルプスやヒマラヤ、さらには北海道に自生する高山植物と出会うことができます。著名な植物画家である牧野富太郎をはじめとしたアーティストたちが描いた高山植物の作品も、期間中に展示されています。イベントの期間は現在から7月13日(日)までの間、毎日開催されており、時間は10:00から17:00(16:30入園受付終了)までです。
参加費は無料ですが、別途入園料が必要となりますので、訪問の際はご留意ください。なお、入園料は大人が900円、小人(4歳~小学生)が450円で提供されています。また、駐車場の料金は通常1,000円ですが、8月の特定期間には2,000円に上がるので、こちらも要注意です。
開園情報
六甲高山植物園は、11月30日(日)までの期間中、丁寧に整備され、自然を感じられる空間として開園しています。ただし、休園日があるため、訪れる前には必ず公式HPで営業状況の確認をおすすめします。
自然の美しい景観とともに、優しい香りに包まれたコアジサイの実を楽しみ、心豊かなひとときを過ごしてはいかがでしょうか。六甲山ポータルサイトもぜひチェックして、気になる情報をゲットしてください!