殺処分ゼロを目指す写真コンテスト、結果発表!
兵庫県芦屋市に本拠を置く公益財団法人どうぶつ基金が主催する「いのちつないだワンニャン写真動画コンテスト」の第16回の結果が、動物愛護週間の始まりを迎える9月20日に発表されました。このコンテストは、犬や猫の殺処分を減らす活動の一環として開催され、地域猫や保護犬・保護猫の素晴らしい瞬間を動画や写真で表現することを目的としています。
2025年度の受賞作品
今年も全国から1,045の応募が寄せられ、その中から環境大臣賞、大阪府知事賞、理事長賞、審査員特別賞などが選ばれました。特に注目を集めたのが環境大臣賞を受けた作品『百獣の王のような立ち姿』です。この作品は、ある漁港で新たに出会った猫「まーくん」が撮影者の側に寄り添って歩く様子を見事に捉えており、ライオンのようなポーズで写真に収められました。
大阪府知事賞を受賞した作品『早く逢いたい!!』は、おばあちゃんと一緒に暮らす保護犬「ハル」の心温まるエピソードを描いています。ハルが遠くからおばあちゃんの姿を見つけた時の感動を、写真とともに綴ったストーリーには、多くの人々が思わず涙してしまうことでしょう。
コンテストの成り立ち
「いのちつないだワンニャン写真動画コンテスト」は、2010年から始まりました。コンテストの目的は、殺処分から救われた犬や猫たちの魅力を広めることです。応募作品の条件は、行政やボランティア団体から譲渡されたり、保護された犬や猫がモデルとなること。これにより、不幸な運命を辿らずに済んだ動物たちの幸福な姿を伝えることができるのです。
展示会の詳細
今回の受賞作品や入選作品は、2025年11月7日(金)から8日(土)にかけて、大阪市のOsaka Metro 本町ビルエントランスで特別展示が行われます。この展示会では、30点の受賞・入選作品が一堂に集結し、それぞれに込められた物語をじっくり楽しむことができます。時間は10時から19時、最終日は17時までの予定です。映像と写真を通じて、動物たちの愛らしさや生活を感じ、彼らに対する思いを新たにする貴重な機会です。
動物愛護週間
さらに、9月20日から26日の期間は動物愛護週間にあたります。この週を通じて、動物の愛護や適正飼養についての理解を深め、共生の大切さを再確認することが求められています。身近な動物たちとのより良い関係を築くために、皆様もこの機会に動物のことを考えてみてはいかがでしょうか。
どうぶつ基金について
公益財団法人どうぶつ基金は1988年に設立され、多くの善意の提供を受けて活動を行っています。彼らは、不妊手術や里親探し、啓発活動を通じて、動物と人間が共生できる社会の実現を目指しています。皆様のご支援が、この活動を支える力になります。
詳しい情報は公式サイトで確認できます。どうぶつ基金の活動にぜひ参加して、共に動物愛護の意識を高めていきましょう。